2009年5月26日火曜日

バーミンガム・ポスト紙に巨大記事掲載!


3カ国の劇作・演出家。左から、キム・ミジョン(韓国)/西田豊子(日本)/ピーター・ウィニー・ウィルソン(イギリス)

5月12日イギリス バーミンガムにて、3カ国の劇作・演出家が「バーミンガム・プレス」のアート・ジャーナリストからインタビューを受け、日本・イギリス・韓国の共同制作企画としてタブロイド紙2ページに亘って掲載されました!!

バーミンガム・ポスト紙「Birminghampost.net」掲載記事原文(2009年5月21日英国時間)
http://www.birminghampost.net/life-leisure-birmingham-guide/birmingham-culture/theatre-in-birmingham/2009/05/21/looking-for-yoghurt-at-the-door-birmingham-repertory-theatre-65233-23682990/

上記ウェブサイトの翻訳は下記↓
---
「Looking for Yoghurt!」バーミンガムレパートリーシアター“The Door”にて上演!
このプロジェクトはバーミンガムレパートリーシアターと韓国、日本のプロダクションによるユニークなコラボレーションによって生み出された作品である。

3カ国の劇作・演出家と俳優が、絶え間なく通訳が飛び交う稽古場で、ディバイジングによる創作が行われた。登場する3人のキャラクターも、共通する言語を持たないという設定で物語は進められる。

舞台は世界のどこかにある大都市。ノーラン(パク・ヨンジュ)が迷子の子ネコを探して工事現場に入って行くところから物語は始まる。彼女はそこで2人の少年、アカ(叶雄大)とブルー(ダニエル・ナダフィ)と出会う。はじめはお互いに警戒する3人だが、互いに遊び助け合うことですぐに協力し、さまざまな不安を乗り越えて行く。
パーカッショニストの開発彩子も加わり、次第に舞台はセリフよりも、リズムやムーブメントにが中心となって行く。また、各国の観客にとっては、理解できる言語がそれぞれ1つあるので、舞台で何が起きているかを容易に理解することができる。
劇作家のキム・ミジョン、西田豊子、ピーター・ウィニー・ウィルソンは、子どもたちの持つ生きる知恵と互いに助け合う力への敬意と賛美の念をこめている。また、限られた条件の中でも遊びを通して学ぶことの大切さも描かれている。観客は、この物語が工事現場が良い遊び場である!と言っているなどとは思わないであろうが、3人のキャラクターは重い機材を操り、クレーンに上るという冒険までするのである。

「Looking for Yoghurt!」は非常に繊細な魅力を持った作品である。その創造活動に費やされてきた3カ国での多大な努力を鑑みれば、あまりにもささやかな作品と言えるかもしれない。しかし今の段階で重要なのは、目的地ではなく旅そのものなのだ。

5月30日までバーミンガムレパートリーシアター“The Door”にて上演。6月2日~4日にレスターの“Spark Children’s Festival”にて上演される。
---
記事.Terry Grimley(The Birmingham Post's arts editor)/訳文.舟川絢子・城田龍生

---
Tatsuo,SHIROTA

---
「ヨーグルトをさがせ!」特設ページはコチラ!
---
ピーター・ウィルソン(イギリス/脚本・演出)による作品ブログはコチラ→http://hanyongtheatre.blogspot.com/(英語のみ)

-----
2009年夏!アートインAsibinaでは、「紙のおとぎばなし」公演も行います!
「紙のおとぎばなし」公演情報は、特設ページ→http://www.asibina.com/paper/
-----