今年度、アートインAsibina作品「ねこはしる」は
文化庁「本物の舞台芸術体験事業」に採択され、新潟県・富山県・福井県・京都府内の小学校 全10校にて事業を実施いたします。
こ の事業は、舞台芸術を鑑賞するだけでなく、児童・生徒が公演団体と共演(演奏・演技など)することで表現活動の機会を提供することを目的に、文化庁が地 域の教育委員会と協力して行う体験事業です。共演に向けて、各芸術団体は、本公演とは別日程で児童を対象としたワークショップを実施して、公演当日、作品 にさまざまな形で共演します。
アートインAsibina「ねこはしる」の本公演は、11月末週から始まりますが、
その事前活動として、9月9日~26日の間、各小学校の総合の授業にて
『5分間 のはらものがたり』を創ろう!と言うプログラムを実施しました。
参加する子どもたちに、台本を渡してお芝居を教えるのではなく
子どもたちが持っている想像力・創造性を生かした共演シーンを創作することを目的に
「野原の仲間たち」と言うキーワードで、○○小学校オリジナル野原を創る活動です。
今回のワークショップでは、
①子どもたちがイメージする野原の生き物・風景をカラダで創るグループと
②劇中で使用する楽器(ストリングラフィー)のミニミニバージョンを製作して演奏するグループに分かれて活動しました。
①のグループでは、講師の「野原の生き物と言えば?」と言う投げかけに対して
子どもたちから「イノシシ!!畑のサツマイモを食べてた!」「バッタ!」「彼岸花!」「太陽!」「風!」などなど
溢れるイメージを元に、「野原を駆けるカモシカ」「風に揺れる草木」など創作。
②のグループでは、紙コップと絹糸を使って、ミニミニストリングラフィーを製作した後、①のグループに偵察に行きます。
「あ!イノシシが登場してる!!」など発見して、さてイノシシはどんな音をつけようか?などなど考えながら音創り。
子どもたちは、クリエイティブなエネルギーいっぱいに活動を行い
生き生きとした「野原のワンシーン」を創作してくれました。
11月末週から、いよいよ子どもたちとの共演「ねこはしる」ツアーが始まります。
---Tatsuo,SHIROTA
平成20年度『本物の舞台芸術体験事業』
主催.文化庁・各都道府県教育委員会・各市区町村教育委員会