
この講座は文部科学省による『「学びあい支えあい」地域活性化推進授業』を、地域コミュニケーションプロジェクト埼玉実行委員会が委託を受け、入間市での実践講座として実施されました。
2009年1月~2月の期間に、2種類の講座、
西埼玉LD研究会の先生方や地域の大人の人々と共に、発達障害を持つ子どもたちを対象とした「遊びとコミュニケーション」の実践ワークショップ。
地域のジュニアリーダーを対象に「コミュニケーションワークショップ」の実践を行いました。
【プログラム】
1つ目の講座では、発達障害を持つ小学生の子どもとその親を対象に、
ス トーリーシアターの手法を用いて、全2回の実践のうち1回目は「笠地蔵」、2回目は「一寸法師」の物語を使い、物語の持つ様々な要素を体験するプログラム を展開。登場する小道具を作ったり、物語の中で全身体を使って様々な人とコミュニケーションをとったりと御父母の方も共に思い切り遊びました。
西埼玉LD研究会の先生方や地域の大人の方々のサポートを得て、子どもたちが安全に、そして集中して思い切り遊ぶことのできる環境を整えることが出来ました。
第2の講座は、ジュニアリーダーを対象に実施。
1回目の活動では、「実践!コミュニケーション」をテーマに、ジュニアリーダーとして、地域で活用できるコミュニケーションエクササイズを含んだワークショップを講師とともに行い深め合う活動を実施。
2回目の活動は「青年の主張!」
社会の一員として、周囲の世界とどう向き合い、捉え、自身の考えを発信するか?を演劇の手法を活用したプログラムで創作・発信を行いました。
【参加者の方々の反応】
発 達障害の子どもたちの講座では、リラックスして、一つ一つの物事にとても集中していた。こういった活動では、彼らの心を「創りたい!」モードにさせ、 「なってみたい!やってみたい!」を引き出す事が大切なのだと感じた。など、地域で彼らを見守る大人から、フィードバックもいただきました。
ジュニアリーダーの講座では、アートインAsibinaの若い俳優が参加した事もあってか、自分達がワークショップなどの活動をナビゲートする際の参考になったという意見があり、具体的にどう声をかけ活動を展開させるか、などの課題もともに学習することが出来ました。
今回の講座では、地域の様々な方のサポートによって、講座を実施することが出来ました。また、それぞれが自身や地域にとって、発展的な良き学習の場になったのではないかと思います。
地域の方々、参加者の皆さまにお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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Ryuta,NISHIWAKI