地域コミュニケーションプロジェクト埼玉、入間市での実践講座「遊び・コミュニケーションと子どもの発達」を実施しました。
発達障害(LD・ADHD)の研究やサポートを行う、西埼玉LD研究会の協力を得て、発達障害を持つ子どもたちを対象に演劇のツールを生かした活動を行い、子どもたちに関わる親や地域の大人が、ともに学び合うことを目的とした講座です。
講師は西田豊子、アシスタントとして、アートインAsibinaの俳優たちも参加しました。

今回は、日本のお伽噺「かさじぞう」を題材に、物語の中での体験を楽しむ活動です。
まずは、物語に登場する小道具「かさ」を色画用紙を使って作り、参加者はお地蔵さまになって、講師が扮するおじいさんの登場を待ちます。


雪の降る中、じっと待ちます。
すると、やってきたおじいさんが、一人一人にかさをかぶせて去っていきます・・・。
ここまでは、お伽噺「かさじぞう」の世界ですが、お礼のプレゼントは参加者のオリジナルです。

かさを貰ったお礼に、自分がプレゼントしたいモノを紙に書いて、おじいさんとおばあさんの元へと届けます。
参加者の思い描いたプレゼントは様々、中には自分たちが欲しいモノなども。

登場人物の一人として、物語の世界を楽しむことで、「なってみる、やってみる」楽しさ、自分で考え作り出し、創造する楽しさを体感できた活動となりました。
また、"遊びを楽しむことが子どもたちの発達や社会性の獲得にどのように関わるのか?"
子どもたちと一緒に活動することで、親や地域の大人がともに考え合う場となりました。
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平成20年度文部科学省委託『「学びあい、支えあい」地域活性化推進事業』
「地域コミュニケーションプロジェクト埼玉」
主催.地域コミュニケーションプロジェクト埼玉実行委員会
主管.西埼玉LD研究会
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地域コミュニケーションプロジェクトとは?
文部科学省による「学びあい支えあい地域活性化推進事業」を、地域コミュニケーションプロジェクト実行委員会が委託を受けて実施するものです。
各地域のニーズに応じたプログラムを実施し、地域住民がボランティア活動や家族参加の体験活動・地域のさまざまな課題などを解決する学習や取り組みを通じて、住民同士が「学びあい、支えあう」地域のきずなづくりを推進することを目指した事業です。