2006年1月28日土曜日

あかね祭り『"地域"の姿、ここにあり!』~2006年1月28日~

アートインAsibinaが埼玉県所沢市で実施している「あかね子どもとじじばばのドラマ教室」。小学生を対象に、囲碁教室、料理教室、お囃子教室の3クラス を、保育園の地域住民交流スペース(サロン棟)で展開してきました。教室を支えているのは地元の"達人・名人"たちです。

1月28日(土)
 今日は今年度の活動の最終回「あかねまつり」です。
各クラス参加児童と講師、保育園の先生方に加えて、家族や学校の友達も招待してみんなで楽しもう!がコンセプト。内容は、トン汁作り、表現あそび、餅搗き、キナコ餅/あんこ餅作り、みんなで会食、、と盛りだくさん。

午 前10時、みんなより1時間早く集まった、エプロン姿の料理メンバー。少々緊張しがらトン汁作りがスタートしました。本日の料理の師匠は、普段か ら保育園の行事を支えておられる地域のおばあちゃん達(その名も、あかね保育園シニアの会)。これなら慣れない包丁も大丈夫そう。
料理が終わる頃になると、いつの間にか集まっていた小学生その数50人!ちょっぴり照れながら、表現あそびで遊び力の修業がスタート。心と体を柔軟体操しました。ご一緒に活動を盛り上げて下さったお母さん方、ありがとうございました。

11時30分。蒸しあがった餅が園庭に登場!もちろん臼と杵も準備万端!「よいしょ!よいしょ!」の声とともに餅つきの開始です。
「重たーい!」と文句を言いながら、何回も搗く列に並ぶ男の子たち。女の子たちの多くは餅つきよりもキナコを塗す作業に夢中になってました。

12時20分。ホールで会食。
自分でついた餅とトン汁は、ちょっぴり疲れた体をじんわりと温めます。子ども達は黙々と食べ、お代わりしてはまた食べていました。

13時30分。時間いっぱいお腹いっぱいで、本日のおまつりが終わりました。

保育園のホールで、小学生が地元の大人から生活文化を習い交流する。「地域」というものが、ここには確かにありました。
このような、地域の中で人と人が繋がりあい何かが創造されていく子ども教室の在り方や、新しい活動を、私たちアシビナーは今後も検証し実現に向けて計画していきます。
あかね保育園の先生方、講師の先生方、シニアの会の皆さん、本当にありがとうございました。
小学生の皆さん、保護者の皆様、きっとまたお会いしましょう!!
(Sugi)

「あかね子どもとじじばばのドラマ教室」はアートインAsibinaが主催する文部科学省委託地域子ども教室です。
お問い合わせはアートインAsibinaへ 電話.03-5338-7929 E-mail.info@asibina.com

2006年1月20日金曜日

あかね子どもとじじばばのドラマ教室「お祭りプロジェクト」~2006年1月20日~

 埼玉県所沢市のあかね保育園において活動を継続展開中の「あかね子どもとじじばばのドラマ教室」の活動報告です。文部科学省より地域子ども教室推進事業として委託されています。このドラマ教室は、「地域」の子どもやおとなたちが「あそびを通じて出逢う」場所です。

 あかねのドラマ教室では、26名の登録者が、「たたく!おどる!オト発見!」、「子どもとおじいちゃんの囲碁サロン」、「コック長にチャレンジ!」と題した内容の違う3つの教室に自由に参加できる形で活動してきました。

 この日は、1月28日(土)に1年の締めくくりとして開催される、あかねお祭りに向けておこなわれる特別プログラム、『お祭りプロジェクト』の3回目。

 まずはみんなで、かくれんぼ。あかね保育園に併設されている2階建てのサロン塔全部を使って、想像力をフル稼働させて、工夫をこらしてかくれんぼをします。狭い棚のなか、キッチンの下、壁の隙間。どこが一番見つからないか、回を重ねるごとに新しい発見があります。

 続いては、2人組になってのブラインドウォーク。一人が目をつむって、もう一人がガイドをして、サロン塔の中を探検します。
探検が終わると、今度は目を開けて探検を再現してみます。目が見えなくても、部屋の空気や音、手触りだけを感じて、自分がどこにいるのか再現することができました。

 最後に、お祭りのときに家族や友達に渡す、「とくべつしょうたい状」に色塗りをしました。書いているうちに、渡す相手の顔が思い出されて、色塗りは大盛り上がり。自分や、すぐ隣にいる友達にも書いたりしています。

 おまつりが、とっても楽しみになりました。(EMI)